2012年 夏合宿

今回の合宿地は、島根県鹿足郡津和野町。

合宿の旅程などを、参加者ごとに紹介します。
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参加者 ことでん 常磐特快 アルプス 535
ガイシ 無口 朱鷺 LP42 みのり

ことでん

8月20日 仙台<JRバス東北>東京<サンライズ出雲>車中泊
8月21日 車中泊<サンライズ出雲>松江<松江一畑交通>松江しんじ湖温泉<一畑電車>出雲大社前
<一畑電車>電鉄出雲市/出雲市<アクアライナー>仁万<山陰本線>江津<スーパーおき 5号>益田
<山口線>津和野<徒歩>ホテル
8月22日 ホテル<徒歩>津和野<スーパーおき 2号>米子<境線>境港<隠岐汽船 フェリーしらしま>
西郷港(島後)<徒歩>ホテル
8月23日 ホテル<隠岐一畑交通>西郷港(島後)<隠岐一畑交通>隠岐空港<JAL2332便>伊丹空港/大阪空港
<大阪モノレール>千里中央<北大阪急行・御堂筋線>新大阪<新快速>京都<サンダーバード 35号>
福井<北陸本線>富山/富山駅前<地鉄市内線>桜橋<徒歩>ホテル
8月24日 ホテル<徒歩>電気ビル前<地鉄市内線>富山駅前/電鉄富山<富山地方鉄道>立山<アルペンルート>
扇沢<北アルプス交通>信濃大町<大糸線・篠ノ井線・中央本線・総武線>浅草橋<都営浅草線>
本所吾妻橋<都営浅草線>浅草/東武浅草<尾瀬夜行23:55>車中泊
8月25日 車中泊<尾瀬夜行23:55>会津高原尾瀬口<会津鉄道・磐越西線>郡山<東北本線>仙台

 前回の合宿で高速バスと船を使ったことに味をしめ、今回はさらに数多くの移動手段を使おうと画策した今回の合宿。津和野へ向かう道中で色々ネタを仕込みたかったのだが、今回は日程の都合で津和野を発ってからが本番という展開になった。

8月20日
 仙台を離れたのは合宿の前日。在来線で東京入りしても良かったのだが、何となくダイヤ乱れそうな気がして高速バスで新宿に向かう。3列シートの車両が入っていたので気持ちよく移動。次の列車まで7,8時間ほど暇なので、秋葉原でフォロワーさんに会った後、TXで北千住へ移動し、ある列車の予約を取った。その後北千住<東武>浅草<都営浅草線>浅草橋<中央線・総武線>中野と移動して、昔住んでいた場所に行ってみた。
 公園予定地(予定地って何だ)となり果てていたその場所を見届けた後、山手線で品川へ移動して、京急品川のえきめんやで夕食を取った。その後品川<京急・都営浅草線>日本橋<東西線>大手町と移動して東京駅へ向かったのだが、その折こんな車両がやってきた。

4+4連の連結部分

 京成の4+4連、ちょうど良い位置に立っていたので4,5両目の連結部分を観察できた。東京駅で飲み物と食べ物を確保し、いよいよ本日の宿(移動するけど)にチェックイン。

サンライズ出雲の側面幕

 今日の宿はサンライズ出雲ののびのび座席、これを予約するときに残1席と言われてヒヤッとしたことを思い出しながら検札を受け、携帯を充電…できない!充電器と携帯の端子が干渉し、奥まで刺さらないという緊急事態。結局充電器の端子を分解して接続、事なきを得た。
 充電しつつ位置ゲーで未開拓の東海道線沿線を攻略しながら、日付をまたぎ豊橋を通過したところで就寝。列車は西へ走っていく。

8月21日
 途中米原、須磨で少し目が覚めたが、覚醒したのは岡山到着前だった。6時半ごろとちょうど良い時間なので再び位置ゲーをしながら沿線の風景を眺め、出雲市まで乗る予定だったが松江で下車。バスの時間まで行き交うバスを眺め、松江しんじ湖温泉駅に移動。松江一畑交通の車両に乗ったが、松江市交通局に乗れば良かったかも…
 一畑電車に揺られて出雲大社へ詣でる途中、川跡で無口氏に、出雲大社の参道で常磐特快氏に出会った。ガイシ氏も居るよと言われたが、出会うことはなかった。出雲大社では自分の中で恒例行事となっているおみくじを引いた。かなりの頻度で「旅行は控えるべし」という旨の内容が書いてあるのだが、今回も書いてあった。旅先、なのにね。

出雲大社仮宮

 参拝した後は出雲市できちんと端子が差しこめる充電器を調達した後、仁万で赤い18きっぷを調達…しようと思ったけど、売り切れだった。三保三隅でも売っているはずなので、電話で確認したら早々に売り切れたとのこと。仁万も電話で確認してから降りれば良かったのに。
 仕方がないので江津で18きっぷを調達した後、益田で夕食を調達してから津和野へ向かった。津和野駅の待合室でで全員集合…と思ったが、ガイシ氏が足りない。駅前に出るとガイシ氏が原付と共に現れた。太白区ナンバーとか、この辺の人には「どこ?」って思われるんだろうなぁ。
 ということで全員集合してから夕食をまだ確保していない人たちの買出しを待ってホテルにチェックイン。夕食、風呂、ルート報告会を終えて2時頃に就寝。

8月22日
 9時過ぎに起床。要するに完全に寝坊。仕方ないので特急のお世話になることに。予定外の出費でにわかに金欠フラグが立ったことと、津和野駅の売店がまだやっていなかったことにより、21日に買ったおにぎりを温存しつつ移動。
 米子まで一気に移動した後、境港へ向かう道中雷を伴う激しい雨に見舞われ、不安に思いつつ境港から船に揺られて隠岐の島へ。宿へは路線バスが出ているはずなのだが、とっくに終バスが出た後(これでも18時半なのだけど)なので景色を楽しみながら歩いて向かうことにした。途中橋を渡るのだが、高欄に何やら鈴を模したような装飾が施されていた。後にこれが駅鈴であることを知る。

隠岐の島、西郷東大橋の駅鈴

 今回の合宿ではホテルは全て素泊まりで予約していたのだが、隠岐の島に限ってはそれは失敗だったなぁ…と後悔。港の売店は閉まっていたし、宿の売店にも夕飯にできるようなものは売っていなかったし、おにぎりとお菓子があったので当座を凌いだ。そして金欠は回避されることが判明。一安心しつつ眠りについた。

8月23日
 朝食が手に入らないので飲み物で腹を膨らませつつ朝からバス乗りを開始。まずは宿の近くのバス停から乗継拠点である隠岐病院へ。病院が中心になっているあたり、バスが住民の足としての役割を果たしているということか。その後都万線という路線を往復して一畑交通の営業所に向かった。

隠岐一畑交通の営業所に並ぶ車両

 良い雰囲気の営業所!思っていたより車両の台数が多かった。特に貸切用の車が複数いたことに驚いた。それにしても、この天井の低さだと整備するの大変そうだなぁ。
 その後西郷港へバスへ移動して、朝昼兼用の食事を取る。やっぱり食事はしっかり取らないと。食事の後営業所に戻り、付近を散歩すること20分少々…営業所に戻ってきたがまだ時間が余っている。ということで中の人に声を掛けて、ちょっと近くでバスの写真を撮ることができた。そんなこんなでバスの時間が迫ってきたのだが、肝心のバスが動き出す気配がない。大丈夫か、とか思っていると、時間ぎりぎりになって運ちゃんがやってきて準備をし始めた。
 こうして無事にバスは隠岐空港に到着し、前日に船旅をしたお次は空の旅。中海に浮かぶ旧八束町、関空や仁徳天皇陵などを眼下に見ながら伊丹まであっという間の45分間。伊丹から新大阪に出た後、京都へ向かう新快速に乗っていると雷雨が…この荒天でダイヤが乱れないかと心配だったが、結局杞憂に終わった。
 京都から福井までノンストップのサンダーバードで気持ちよく移動して、福井から鈍行で富山に到着。地鉄市内線でちょっと行ったところが今日の宿。明日は寝坊できないので早く寝ようと思ったが、結局25時くらいに就寝した。

8月24日
 この日は目覚ましより早く起床し、電鉄富山から立山行に乗車。今回の合宿で隠岐の島と共に山場として設定したアルペンルートを目指す。混雑を予想してかなり余裕を持った計画にしていたがそれほど混雑しておらず、予定との時間の差がどんどん良い方向に開いていく。
 トロリーバスや長大スパンのロープウェイに興奮し、大観峰では万年雪よりも水道水が冷たいことに驚かされた。

黒部ダム

 黒部ダムで「すげー」「コンクリートの骨材(砂や砂利のこと)の粒径でけー」などとひとしきりはしゃいだ後、扇沢で昼食にダムカレーを食べ、アルペンルートを後にした。
 信濃大町駅までバス移動した後、まだ時間がありそうなので松本へ向かう列車の中で計画を練りつつ、小淵沢、甲府、高尾と乗りついで都心へ。本所吾妻橋のマクドナルドで充電しつつ時間調整を行った。頃合いを見計らって夕食(夜食?)を食べ、再び東武浅草へ。今日の宿は初日以来の夜行列車である。

尾瀬夜行23:55

 初日に予約したある列車とは、尾瀬夜行23:55のこと。東武トラベルでないと発券できないとのことだったので、初日に立ち寄って確認したところ、「まだ200席以上ありますよ」と言われてしまったのでつい予約してしまった次第。それにしても、リクライニングしないとはえちごも真っ青ではないか。発車後、越谷あたりまで位置ゲーに興じていたが、いつの間にか眠っていたらしい。

8月25日
 一度鹿沼で目が覚めたものの、次に目覚めたときには既に終点会津高原尾瀬口に到着した後だった。おにぎりを受け取り、沼山峠へ向かうバスを見送った後、待合室で1時間ほど寝た。起きたら始発が入線していたので、車内に移動して発車を待つ。初めての会津鉄道(野岩鉄道も初めてだったが、寝ている間に乗り通してしまった)は会津田島までは楽しめたものの、そこから西若松まで熟睡していた。だって座り心地の良いリクライニングシートだったんだもの…
 会津若松で郡山行に乗り替えたら、広野を出てからの記憶がなく、いつの間にか郡山に到着していた。げに恐ろしき自らの睡眠欲かな。ここで駅そばを食べ、福島で乗りついで仙台に戻ってきた。

 かくして今回の合宿では、陸海空様々な乗り物に乗ることができた。まだ乗ったことのないヘリコプターとホバークラフトにも、いずれ乗ってみたいものである。