2013年 春合宿

今回の合宿地は、石川県七尾市。


大きな地図で見る

合宿の旅程などを、参加者ごとに紹介します。
参加者名をクリックすると、参加者のページを開きます。
「合宿報告」に戻る


参加者 ことでん 常磐特快 はやぶさ アルプス
535 無口 LP42 みのり

535

3月6日 北四番丁<仙台市地下鉄南北線>仙台<東北本線普通>郡山<水郡線普通>矢祭山<水郡線普通>常陸大子<水郡線普通>水戸<常磐線快速>上野<東北本線普通>赤羽<東北本線普通>久喜
3月17日 久喜<東北本線普通>大宮<高崎線普通>高崎<信越本線普通>横川<徒歩>軽井沢<しなの鉄道普通>小諸<小海線普通>小海<小海線普通>小淵沢<中央本線普通>松本
3月18日 松本<大糸線普通>信濃大町<大糸線普通>南小谷<大糸線普通>平岩<大糸線代行バス>糸魚川<北陸本線普通>富山<北陸本線普通>金沢<七尾線普通>七尾<七尾線普通>和倉温泉
3月19日 和倉温泉<七尾線普通>七尾<七尾線普通>金沢<北陸本線普通>富山<高山本線普通>猪谷<高山本線普通>高山<高山本線普通>美濃太田<高山本線普通>岐阜<東海道本線新快速>名古屋<東海道本線新快速>大府<東海道本線普通>岡崎
3月20日 岡崎<東海道本線普通>豊橋<東海道本線普通>島田<東海道本線普通>熱海<東海道本線普通>大船<横須賀線普通>鎌倉<横須賀線普通>逗子<湘南新宿ライン普通>久喜
3月23日 幸手<東武日光線・スカイツリーライン急行>北千住<常磐線快速>上野<東北本線普通>黒磯<東北本線普通>郡山<東北本線普通>仙台

2セメも終わり、合宿の計画も詳細に決めずにだらだら過していた春休み。そのツケが回って、今回の合宿は行きあたりばったりな感じになってしまった。まあこれはこれで良い経験なのかもしれないが。

3月6日

5時10分起床、北四番丁駅から仙台市地下鉄南北線の始発電車で仙台に出る。仙台からは東北本線の普通電車で郡山まで行き、水郡線で矢祭山まで行った。矢祭山であゆの吊り橋を見た。

あゆのつり橋

再び水郡線に乗り水戸まで行く。3月16日のダイヤ改正で運転が終了する651系を見た。小さい頃父に乗せてもらったり、受験の帰りに乗ったり、他にもいろいろ思い出のある車両なだけに、消えてしまうのは本当に残念である。そのあとはあえて上野周りで久喜へ帰った。常磐線はE531系、東北本線はE231系だった。E531系はヨーダンパのおかげか、格段に乗り心地が良かった。

3月17日
朝4時15分起床。朝食を摂り、母に駅まで車で送ってもらった。例によって弟も一緒である。久喜駅で青春18きっぷのハンコを押してもらい、東北本線上りの始発列車に乗って大宮、高崎線で高崎、信越本線で 横川と進む。横川には予定通りの8時03分に着いた。ここからアプトの道遊歩道を歩いた。横川駅からとうげのゆ駅までは、もとの信越本線の上り線が遊歩道として、下り線が トロッコ列車運転用として利用されていた。スタート地点の横川駅からは、鉄道文化むらの敷地で展示されている車両をのぞき見ることができた。 特に、EF63のやたらいっぱいあるエアホースが髭みたいでごつくて男前だなぁと思った。さらに歩いてゆくとレンガ造りの洒落た建物が見えてきた。看板を見ると丸山変電所という明治時代の建物らしい。

丸山変電所

表面は平成になって復元されて写真のように美しいが、裏側へまわってみると幽霊でも出そうな雰囲気だった。 さらに歩いてゆき、トンネルを2つ越えて碓井湖を左に見ながら進み、さらに3つのトンネルを越えると、めがね橋の上に出た。ここまで 約50分歩いた。少し疲れたのでベンチで休憩する。持参したポテトチップスを食べた。こういう場所で食べるポテチは格別である。あとは、これからどうするか話したりした。当初は横川駅まで戻り、そこからバスを使って軽井沢まで ゆく予定だったが、せっかくなので軽井沢まで歩くことにした。その前にめがね橋を横から見たかったので、階段で国道18号旧道まで降りるが階段の途中で「山ビル注意」の看板を 見つけ、テンパって猛ダッシュで降りた。

めがね橋

適当に数枚写真を撮って、先と同様に猛ダッシュで階段を駆け上った。 あとで体中を点検したが、幸いヒルに咬まれてはいなかった。暖かくなってから碓氷峠に行く人はヒルに注意した方がよい。めがね橋からさらに歩くと、熊ノ平駅に出た。誰もおらず静かだったのでここだけ 時間が止まっているかのようだった。熊ノ平のトンネルを抜けると国道18号の旧道にぶつかった。遊歩道はここで終わりなので18号をひたすら歩く。山の形に沿って右に左に曲がりくねった道が 延々続く。意外と交通量は多いし、勾配はキツイし結構大変だった。ただ、見晴らしは最高だった。頂上(?)でかりん糖を食べた。疲れた体に糖が沁み渡るかのようであった。 さあこれから下りだぜと意気込むのもつかの間で、軽井沢駅はすぐそこだった。軽井沢の標高は随分と高いらしい。バス代が浮いたので軽井沢駅でかけそばを食べる。美味い。

かけそば

ここからしなの鉄道で小諸まで行ったが、余りに疲れすぎて小諸まで記憶がない。 小諸から小海線で小海まで行った。小海で降りて駅周辺をぶらついた。川がきれいだった。ここで今日泊まる予定の宿に連絡したところ、ちょっとハプニングがあって泊まれなくなってしまった。大ピンチである。 とりあえず列車が来たので再び小海線普通列車に乗るが、車内で宿泊場所の作戦会議を行なった。結果、松本で宿をとり、それが無理なら富山で宿をとり、それもだめなら富山で野宿することに決まった。小淵沢で中央本線に乗り換えだが、待ち時間に215系 ホリデー快速ビューやまなしを見た。珍しい車両が見れてラッキーである。松本到着後、観光案内所で宿について訊いたりして、首尾よく泊まる場所が見つかった。危ないところだった(笑)。 本当なら明日は五箇山合掌集落を見に行くはずだったのに、このせいで(自業自得だが)計画がご破算である。ただ松本で泊まるだけでは癪にさわるので、しっかり松本を観光してやることにした。松本城やその近くの神社、川沿いの洒落た通りなどを見た。

松本城

楽しんでやった。ざまあみろである。マックで晩飯を済ませて宿に入った。

3月18日
3時45分起床、4時に宿を出る。朝食だが、弟はマックでハンバーガー、僕は松屋で牛丼にした。別の場所で食べたのは、僕はいい加減米を食べたかったから、弟は松屋に個人的な(本当に些細な)トラウマがあるからである。 4時50分に弟と合流し、松本市内を徘徊する。大糸線の始発列車まで時間を潰すためだ。頃合いを見て松本駅に向かい、電車に乗った。信州色の211系だった。

信州色の211系

211系のこのカラーリングは爽やかでとても よいと思うが、全車ロングシートというのはいただけなかった。終点信濃大町で列車を乗り継ぎ南小谷まで行った。南小谷からさらに糸魚川へ…と行きたいところだったが、強風で列車が運転を見合わせている 旨を駅員に告げられる。和倉までたどり着けない可能性が大なので、LP42氏にメールで連絡しておいた。便意が襲ってきたので駅の個室トイレに籠る。すると、駅の放送が大糸線糸魚川行きの列車が運転再開し間もなく発車するなどと 言ってきたのであわてて個室を飛び出し、待合室のこたつで寝ていた弟とともに列車に飛び乗った。一安心…と思ったのもつかの間で、列車がふたたび強風で止まってしまった。運転士から平岩駅で降りて代行バスに乗りかえてくれと 言われたので従った。バスはほぼ糸魚川までノンストップだった。大糸線の線路と比べてだいぶ大回りしているように感じたが、糸魚川にはたった2分遅れで着いた。さすがである。

平岩で乗り換え 代行バス

糸魚川から北陸本線で富山まで行った。富山駅の山側の出口へ出て、なにをするか 決めあぐねて立ちつくしていると、突然知らない人が親切にも富山城跡を見るとよいこと、富山市役所の最上階から富山湾や立山連峰を見ることができることなどを教えてくれた。一応観光案内所でも聞いてみるが、説明は同様だった。まずは富山城へ向かうことにしたが、途中の吉野家で昼食を摂った。 富山城を少し見て、あとは市役所へ向かった。この日は悪天候のため眺望は残念ながらあまり良くはなかった。富山駅へ戻り北陸本線に乗った。高岡から氷見線で雨晴海岸を見に行くことも時間的に可能だったが、強風の影響で集合時間に遅れるおそれがあったので金沢まで行ってしまった。 金沢で観光案内を受けたが、金沢は以前観光したことがあるので今回は金沢観光は見送った。代わりに七尾線で七尾まで行き、そこで食祭市場を見た。土産を買って海を見たりして適当に時間をつぶした。悪天候だったので荒々しい、いかにも「日本海」という感じの海だった。七尾駅に戻って穴水行きの車内で発車を待っていると、常磐特快先輩、アルプス先輩、はやぶさ先輩、LP42氏が乗り込んできた。久々に弟以外の顔なじみの方々に会って少し安心した。和倉温泉駅に着くと、TSE先輩、ことでん先輩、無口氏、みのり氏がすでにいらっしゃって、全員が集合した。和倉では一緒に定食屋へ行ったり、温泉に浸かったり、ルート発表会をしたりでいろいろ盛り上がった。

3月19日
5時起床。1時間くらいかけてだらだらと出発準備をし、せっかくなのでもう一度風呂に入ってから宿を出た。宿から和倉温泉駅までは、宿の女将さんが車で送って下さった。七尾線で金沢まで行く。列車に乗っている登校途中の学生たちを見て、「ああ、今日も平日だっけ」などとぼんやり思う。金沢からは北陸本線で富山に向かった。津幡あたりまでは記憶があったが、それ以降は記憶がない。富山で、何故かLP42氏と無口氏に起こされた。後日聞いた話によると、二人とも津幡から我々の隣のボックスにいたとのことであった。まったく気づかなかった。富山駅の、昨日と同じ吉野家で少し遅い朝食をとった。それから高山本線で高山まで行った。ここではアニメ「氷菓」の聖地巡礼をした。前もって刷ってあった聖地巡礼用のマップを片手に、高山の町を駈けずり回った。

女帝のあの店 千反田さんのあの店

あの川辺 あの橋

最後にアイスを食べた。氷菓の聖地でアイスを食べるなど、我ながら味な真似をしたものである。再び高山本線で岐阜まで行き、東海道本線で名古屋まで行った。出発からずっと各駅停車にしか乗っていなかったが、ここで漸く新快速に乗ることができた。名古屋で降りて今日の宿を探すも、どこもいっぱいだった。今日が祝前日だということを失念していたのだ。再び野宿のピンチである。作戦会議で、場所替えをすることに決めた。東海道本線を上る。まずは大府で降りてみる。駅員に聞くが、適当な宿はなかった。再び場所替え。携帯で宿泊できそうな場所を探して、岡崎で降りてみることにした。岡崎でもなんだかんだあったが結局泊まることができた。疲れた。

3月20日
4時に宿をでて、近くのマックで朝食と仮眠をとって、始発電車まで待った。豊橋行の電車に乗った。313系転換クロスシート車で快適だったが、終点豊橋まで記憶が全くない。豊橋で乗り換える。373系特急型電車が普通列車の運用に入っていたが、普通電車だと分からないで見逃してしまった。本当に残念である。時刻表で今後の旅程に支障がないことを確認して一安心し、後発の興津行普通電車に乗った。313系ロングシート車である。 313系は番台によって快適さの差異が激しすぎると思う。

313

島田で降りて熱海行の普通電車に乗り換える。途中富士あたりで富士山がうすぼんやりと見えた。熱海に着いて観光案内所で、カワヅザクラの開花状況を確認したが、もう見頃は過ぎたとのことだった。そういうわけで、熱海の街を適当にぶらついた。昼食をとって今度は鎌倉へ移動した。江ノ電に沿って稲村ケ崎まで歩いた。 海にはヨットに乗ってる人が結構いた。134号線には、女と犬を乗せたオープンカーが走っていたりして、すごく勝ち組の匂いがした。潮風のせいで髪がべたべたしてきた。疲れたしもういい時間だったので帰ることにした。グリーンでゆったり帰ることにした。弟は爆睡だったが、久々のグリーンだということもあり、もったいなくて一睡もできないまま久喜に着いた。

3月23日
東武で北千住に出た。北千住でえび天うどんを食べた。美味かった。常磐線で上野へ行き、東北本線の普通電車で黒磯、郡山、仙台と帰ってきた。関東では桜が咲き始めるくらいの暖かさだったが、仙台で外に出て寒すぎて笑った。

あとがき
予想外のハプニングに見舞われまくった。旅行の計画はもっと綿密に組むべきだと強く感じた。 しかし弟からは夏同様に「一日に二日分遊んだ気分」と好評だったし、自分もそう感じたのでまあよしとする。 最後まで読んでくれた方は、ありがとうございました。