2013年 春合宿

今回の合宿地は、石川県七尾市。


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合宿の旅程などを、参加者ごとに紹介します。
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参加者 ことでん 常磐特快 はやぶさ アルプス
535 無口 LP42 みのり

LP42

3月13日 自宅<徒歩>仙台壱高<徒歩>仙台<東北新幹線 やまびこ65号>盛岡<東北新幹線 はやて33号>新青森<奥羽本線 特急スーパー白鳥33号>青森 <津軽・津軽海峡・江差・函館・室蘭・千歳線 急行はまなす>車中泊
3月14日 車中泊<津軽・津軽海峡・江差・函館・室蘭・千歳線 急行はまなす>札幌<徒歩>西4丁目<札幌市電> すすきの<徒歩>札幌<函館本線>旭川<石北本線 特快きたみ>北見<レンタカー>友人宅
3月15日 友人宅<レンタカー>上白滝<レンタカー>遠軽<レンタカー>西留辺蘂<レンタカー>北見 <レンタカー>遠軽<レンタカー>永山<レンタカー>蘭留<レンタカー>愛別<レンタカー> 中愛別<レンタカー>金華<レンタカー>北見工大<レンタカー>友人宅
3月16日 友人宅<レンタカー>北見<特快 きたみ>旭川<函館本線 普通>岩見沢<函館本線 区快石狩ライナー> 札幌<千歳線 快速エアポート162号>千歳<千歳・室蘭本線 普通>苫小牧<バス>苫小牧東港<新日本海フェリー あざれあ> 船中泊
3月17日 船中泊<新日本海フェリー あざれあ>新潟港<バス>新潟<徒歩>ホテル<徒歩>ジュンク堂 新潟店 >徒歩>ホテル
3月18日 ホテル<徒歩>新潟<信越本線 普通>長岡<信越本線 普通>直江津<北陸本線 普通>富山<北陸本線 普通> 金沢<バス>兼六園<バス>野町(バス停)<徒歩>野町(駅)<徒歩>野町(バス停)<バス>金沢<七尾線 普通> 七尾<七尾線 普通>和倉温泉(駅)<バス>和倉温泉<徒歩>ホテル
3月19日 ホテル<送迎バス>和倉温泉(駅)<七尾線 普通>七尾<七尾線 普通>津幡<北陸本線 普通>富山<北陸本線 普通> 東滑川(撮影)<北陸本線 普通>泊(撮影)<北陸本線 普通>有間川(撮影)<北陸本線 普通>直江津<信越本線 快速くびきの5号>新潟 <信越本線 普通>新津<羽越本線 普通>新発田<白新線 普通>新潟<信越・上越・高崎線 快速ムーンライトえちご>車中泊
3月20日 車中泊<信越・上越・高崎線 快速ムーンライトえちご>大宮<京浜東北線 普通>南浦和<武蔵野線 普通>新座(撮影)<武蔵野線 普通> 西国分寺<中央線 普通>武蔵小金井<徒歩>小金井公園<バス>武蔵小金井<中央線 普通>立川<南武線 快速>登戸 <バス>藤子・F・藤雄ミュージアム前<徒歩>生田緑地<バス>登戸<南武線 普通>武蔵小杉<横須賀線 快速エアポート成田> 品川<山手線>秋葉原<京浜東北線>上野<東北本線 普通>宇都宮<東北本線 普通>黒磯<東北本線 普通>新白河 <東北本線 普通>福島<東北新幹線 やまびこ217号>仙台<自家用車>自宅

成人式で再会した北見の友人(北見工大鉄研会長)からの誘いを受け、北見と合宿地の和倉の2か所を通る事を主眼にプランを設定しました。また、出身高校の鉄道研究会の勧誘のため、出発日は13日となりました。 今回も参加者の中では最北まで到達したようで、夏合宿のリベンジを果せたと思います。今回も盛大に逆走しております。

3月13日
自宅を出てまず向かったのは、我が母校、仙台壱高。ここの鉄研は今年で1名しかいない現役会員が卒業してしまうため、この日の合格発表に合わせて行う新歓活動(ビラ撒き)の応援へ出向きました。 このままでは宮城の県立高校で数少ない鉄研が潰れてしまいますので、このページをお読みの中学生諸君はぜひ壱高を目指し、鉄研に入ってください。
ビラ撒きを終えると、仙台駅へ。 新幹線ホームへ上がり、やまびこ65号に乗車。

EF81牽引貨物列車

途中、廃線となったくりはら田園鉄道跡等を見ながら盛岡へ。
盛岡ではやて33号に乗り換え。これは指定席券分を削る苦肉の策です。この列車、今回の改正でスジは残ったものの、号数は変更になってしまったようです。空いている席には座ったので、だれか指定を取っている人が来るのではと心配しましたが、杞憂だったようで、何事もないまま新青森に到着。 1区間だけ特急スーパー白鳥に乗り青森につきます。夕食を構内の食堂でとり、2時間ほど時間を潰すと今夜の宿、急行はまなすが入線してきました。

急行はまなす
この列車を函館まで牽引するED79はED75という機関車から改造されているので、ED75の引く夜行列車の雰囲気を味わえるのではと、今夜は機関車にいちばん近いB寝台をとっています。行程の関係で今回は普通乗車券での乗車だったので、このような贅沢に踏み切りました。
22:42、深夜という事もあってか、汽笛を鳴らすこともなく列車は青森駅を出発。一路札幌へと旅立ちます。

はまなす車内よりホームを望む

3月14日
折角の寝台でしたがED79の音を聴きながら眠るという目論見が裏目に出、また、津軽、江差両線の線路状態も相俟って結局函館まで起きていました。少し眠って苫小牧につく手前で身支度を始め、終点札幌で下車。函館からの機関車はDD51 1148でした。
札幌では3時間ほど時間があるので、改札を出て地下道を歩き、西4丁目電停までゆき、市電に乗ります。昨日のED79もでしたが、釣りかけ駆動独特の豪快なモーター音を40分強楽しんできました。

札幌市電241

札幌駅に戻り、ホームで少し時間を潰した後、旭川行きの普通列車に乗車します。車両は711系。運が良かったのか旧塗装に復元された車両でした。
この列車は途中岩見沢と滝川で、特急列車からの退避を兼ねた長時間停車を行う非常にのんびりした列車です。岩見沢での停車時にホームに出たところ、輓馬を題材にした木彫がありました。

輓馬の木彫

旭川に特急の倍以上の3時間をかけて到着。一旦改札を出て、旭川名物のラーメンを食べに行きます。
旭川からは特快きたみで一気に北見へ。札幌から北見へ1日で普通列車で行こうとすると必然的にこの列車になります。
途中鹿に遭遇した影響か、北見には3分ほど遅れて到着。改札で友人が出迎えてくれました。この日とその翌日は友人の下宿に泊めてもらいます。 歓談しながら夕食のお好み焼きを食べ、翌日に備え就寝。

3月15日
朝4時に起き、この日行動を共にする北見工大の方々と合流。北見市内のセイコーマートで朝食を買った後、途中遠軽を経由し遠軽でバス乗りする方を置いて白滝へ。時間を考え、白滝駅で石北臨貨の1回目の撮影を行います。
なぜか後ろの前照灯も点いていました。

後ろの前照灯を付けたまま走る石北臨貨

ここから石北臨貨を追っかけます。留辺蘂付近で一旦追いつき、並走し、撮影しながら(時々先を急ぐ後続車を追い抜かせつつ)、再び遠軽へ。

DD51と並走

遠軽駅南の跨線橋で発車を撮影した後、西留辺蘂付近まで先回りし、石北臨貨を撮影。北見まで戻りまた撮影した後三度遠軽へ行き、バス乗りしていた方を拾い特急オホーツクを撮影後、旭川へと行きます。 旭川で昼食をとった後、蘭留へ。狙いは宗谷本線のラッセル列車でしたが、前日を最後に運休だったようで、残念でした。
その後石北本線で、またもラッセルを狙いますが、これも運休。このまま帰るのも意味がないと、中愛別で特急オホーツクを撮影し、帰路につきました。 ラッセルの運休で午後の行程は徒労に終わってしまった感もありますが、それでも午前中は中身の濃い時間を過ごせたように思います。撮影ポイントの伝授並びに運転を行っていただいた北見工大の方々にこの場を借りて御礼申し上げたいと思います。

3月16日
朝7時に起床。レンタカーを返却した後友人と駅まで一緒に行き、見送ってもらいます。お世話になりました。
北見からはやはり特快きたみですが、乗った車両が2日目絵にきたみへ来た時に乗った車両と同じでした。
12時過ぎに旭川に到着。流石に3日連続でラーメンは避け、駅構内の食堂で、幌加内そばとエゾシカドッグを注文。 幌加内そばは普通のかけそばと大差ありませんでしたが、エゾシカドッグはエゾシカのメンチカツをパンにはさんだもので、獣臭さといったものはなく非常に食べやすいと思います。 改札を入ってホームに上がると、団体臨時列車が入線。予期せず珍しいものが見れました。旭川からは普通列車を乗り継ぎ札幌へ、札幌到着前に寝台特急カシオペアとすれ違いました。 札幌で新千歳空港行きの快速エアポートに乗り換え。これを千歳で降りて、苫小牧行きに乗り換えます。苫小牧からはバスで苫小牧東港までゆき、新日本海フェリーあざれあに乗船。私にとって初めてのフェリーです。 船内はオフシーズンという事もあってか空いており、ゆったりと過ごせました。

3月17日
夜中の1時くらいに一旦目が覚めたものの比較的よく眠れ、6時くらいに目が覚めました。7時位に秋田港に寄港。甲板に出てみると、臨海鉄道の駅を一望することができました。

秋田港駅

朝食後船内のコインランドリーで洗濯し、部屋に戻ると鳥海山が見事に見えました。

日本海より望む鳥海山

ダイヤ改正とあまり関係のない地域にいた為か、スーパーこまちが運転を開始したことを忘れていましたが、秋田で積み込まれた新聞でそのことを思い出しました。
15:25に定刻より少し早く新潟港に到着。バスで駅前へ出て、ホテルにチェックインした後、改正後の貨物列車時刻表を買いに行きました。

2013貨物列車時刻表

部屋に戻ると夕方のニュースで翌日の運休の予定が流れており、翌日の予定に響かないか心配になりましたが、とりあえず行けるところまでゆく事にして早めに就寝。

3月18日
朝4時に起床。早めにホテルを出て新潟駅へ行き駅員に運休の見込みについて尋ねると、JR西日本の管轄内でのことなので、分からないとの事。国鉄が必ずしも良いとは思いませんが、こういう時の連携はきっちりしてほしいです。
改札に入るとまだ出発まで時間があるものの、既に列車は入線していたので、車内に入ります。

長岡行

長岡で乗り換え、直江津まで来ると夏合宿の光景そのままに真っ青の475系が出迎えてくれました。本来ならこの列車を途中で降りて撮影をするところですが、ダイヤの乱れが予想できないので、終点富山まで乗ってゆくことにします。

富山行き(写真は黒部で撮影)

黒部までほぼ定時で来て、もう少しだと思っていたところ、遂に風で列車が停まってしまいました。その後魚津で再び止められ、結局富山には100分程遅れて到着。撮影のために予定に余裕を持たせていたのが幸いし、結局予定通りの列車で金沢へ向かいます。この列車も475系でした。
数分の遅れを出しながら金沢に1時半前に到着。500円の1日乗車券を買い、バスに乗って市内をめぐることとします。先ずは、兼六園へ。 2時頃に兼六園に到着。しかしながら風の強さは相変わらずで、加えて小雨も降ってくるなど、天候がすぐれなかったのが残念でしたが、園内には梅が咲き、その香りが漂っていました。

兼六園の梅

兼六園を出た後、1日乗車券の元を取るべく。野町によって北陸鉄道の電車を見た後、金沢駅へ戻ってきました。
金沢からは七尾線で七尾での乗り換えを経て和倉温泉駅へ。バスでホテルの近くまで行きチェックイン後、近くの食堂で夕食を食べ、9時過ぎから恒例のルート発表会。 どうやら筆者の他にも北海道に行ったメンバーがいたようです。

3月14日
ルート発表会のあとなんやかんやで1時過ぎに就寝。翌朝は6時に起き、宿の方に送ってもらって、和倉温泉駅へ。七尾で18きっぷの日付印を押してもらった後、七尾線に乗車。

金沢行き

津幡で北陸本線に乗り換え、富山で乗り継ごうとデッキへ向かうと、先発したはずの535氏と弟君の姿が。どうやら津幡から一緒だったようです。この後各自ばらばらの行程となる様で、乗り継ぎに時間のある私は前日行かなかった北口改札を出、飲み物調達を兼ね、富山ライトレールを見に行きました。

富山ライトレール

この日は前日に行えなかった475系電車の撮影をする事にしており、先ずは東滑川へ向かいました。
しかしながら思ったような絵は撮れなさそうなので、次の列車で泊まで移動。駅から富山寄りに少し行ったところでカメラを構えます。

EF81牽引貨物列車 413系普電
特急はくたか

しかし来るのは413ばかりで、このまま待っても475は来そうにないので、直江津方面に移動しようとしたところ、475がやってきました。これの折り返しを撮るのが一番確実ですから、折返しの直江津から近い有間川で写真を撮る事にしました。

有間川駅と475

時折やってくるはくたかなどで練習をしつつ、待っていると折返しの475系普通列車がやってきました。

日本海沿いを行く475

切り位置が早い気もしますが、海や、古い街並みといった要素を取り入れるとこんなもののような気もします。だいぶ暗い絵だったのですが、画像補正で生き返りました。
以上で撮影を切り上げ、普通列車で直江津へ。構内の売店で夕食を購入した後、快速くびきのに乗り込み新潟へ。途中新津でC57の試運転を見かけ、すぐに新津へ戻ってみましたが、既にC57は見えず、12系客車だけが残されていました。
今回の旅行で何度も見ながらいまだにキハ40系に乗車していないことから、一寸乗ってみたくなり、鼠ヶ関行きに乗車。新発田で降ります。
ここから新潟まで、快速に乗ります。この快速のグリーン車は自由席として開放しているとみのり氏が言っていた事を覚えていたので、当然のごとく1番秋田寄りの車両にあるグリーン室へ。

新潟行き快速(資料画像)

新潟駅に着き、今夜の宿、ムーンライトえちごがやってくる9番線で待っていると、115系の国鉄色が入線。同じくムーンライトを待つ人達で軽い撮影会の様になりました。

115系湘南色

23:23、ムーンライトえちごが入線。指定の席に座りますが、この日の乗客は少なく、この時点で乗車率は10%もないように感じました。

ムーンライトえちご

その後新津などで若干乗ってきたものの、20%程度の乗車率のまま私は就寝。

3月20日
目が覚めると高崎駅に停車中。相変わらず乗車率は低いままでした。大宮で下車し、京浜東北線に乗り換え。途中先程まで乗っていたムーンライトと並走しながら南浦和到着。更に武蔵野線に乗り換えようとすると、ホームに上がる階段に新幹線のイラストが描かれていました。

200系他新幹線のイラスト

200系は引退しますが、このイラストは末永く残ってほしいものですね。
武蔵野線に乗った私は新座で下車。暫く貨物列車を中心に写真撮影。昨年の夏合宿に瀬野八で撮影したカマに再会しました。

EF210牽引貨物列車

撮影を終えると、再び武蔵野線に乗り、西国分寺で中央線に乗り換えた後、武蔵小金井へ。1?ほど歩いて小金井公園に向かいます。目的は模型の資料集めですが、公開が始まるまでにはまだ時間があるので、暫し園内を散策。東京は仙台寄りの相当暖かいようで既に桜が咲いていました。また、園内の池には亀などもいてなかなか面白い公園だと思いました。

亀

一回りして戻ると、公開が予定よりも早く始まったので早速中に入り、模型製作で参考になりそうな写真を撮影。取材の成果はいずれ何らかの形で発表したいと思います。一通り撮り終えるとバスで駅まで戻り、中央線、南武線と乗り換えつつ登戸へ。ここからまたバスで生田緑地へ向かおうとしたのですが、直接行くバスがなかったため、取り敢えず途中の藤子・F・不二雄ミュージアム行きに乗車しそこから歩くことに。
生田緑地にも模型製作の参考になりそうな客車があったのですが、残念ながら修繕中で近づく事はできませんでした。
仕方がないので登戸まで戻ります。幸いにも、今度は直接行けるバスが折よくやってきました。行きでもそうだったのですが、ルートがルートだけに見事にラッピングされたバスでした。

ラッピングバス

登戸まで戻り、再び南武線に乗車。武蔵小杉で横須賀線に、さらに品川で山手線に乗り換え、秋葉原へ。模型店をめぐって今後必要になりそうなものを探してきました。秋葉原駅に戻り、京浜東北線の電車に乗り込むと、緑の山手線が入線してきました。

ホーム越しの緑の山手線

上野で東北本線に乗り換えた後はひたすら北上……。する予定だったのですが、新白河で夕食を調達した後、やってきたのは701系。長距離乗るにはありがたくない車両です。 改正前は719系に乗れたのですが、運用が変わったようです。仕方なく福島まで乗りましたが、福島からの列車のまた701系。丁度E6系使用のやまびこが来るようなので、リタイアして新幹線に逃げることにしました。

E6系「やまびこ217号」

仙台駅へ到着すると、そこは奇遇にも出発と同じ12番線でした。この偶然に不思議な物を感じながら、改札を出て、合宿の全行程が終了しました。