2014年 春合宿

今回の合宿地は、天橋立(京都府宮津市)。


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合宿の旅程などを、参加者ごとに紹介します。
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参加者 アルプス  ガイシ  LP42  みのり  北越  カタナ  キマロキ  キハ285

キハ285





札幌の実家に帰省した私は合宿に際し、往復とも神戸空港までB737-700で飛んだ。これはAirdoの特典航空券を使用して、格安で往復できる状況であったからである。

2月17日 松が丘入口<仙台市交通局路線バス>仙台駅前<宮城交通路線バス>仙台港フェリーターミナル<太平洋フェリーきたかみ>(船中泊)
2月18日 <太平洋フェリーきたかみ>苫小牧港<道南バス苫小牧市内路線>苫小牧<千歳・函館線>星置



敢えて仙台から札幌まで、フェリーを使っての帰省を試みた。フェリーでの旅は何もかもが新鮮で、よい経験となった。詳しくはブログの記事きたかみ乗船記を参照して頂きたい。


2月19日

3月3日
--私事--


3月4日 札幌<千歳線>新千歳空港<Airdo>神戸空港<ポートライナー>三宮<東海道本線>神戸<神戸高速・阪急神戸線・京都線>南方



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夕方の便で千歳から神戸に飛んだ。ウィングレット付きの、AirdoのB737-700である。暗くなってから神戸空港に着陸。雪の積もった北海道から移動すると、関西の3月の夜はとても暖かく感じられた。神戸市街地にはほとんど滞在せず、阪急神戸線に飛び乗って、今夜のホテルを取っている大阪の南方に直行する。

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3月5日 西中島南方<御堂筋線>梅田<阪神本線>尼崎<阪神なんば線>桜川<徒歩>汐見橋<南海汐見橋線>岸里玉出<南海本線>住吉大社<徒歩>住吉鳥居前<阪堺電車>天王寺駅前<徒歩>大阪阿部野橋<近鉄南大阪線>河堀口<近鉄南大阪線・御堂筋線>大阪難波<近鉄大阪線>今里<近鉄大阪線・堺筋線>恵美須町<徒歩>(通天閣)<徒歩>動物園前<御堂筋線>淀屋橋<京阪本線>出町柳<京阪本線>京橋<大阪環状線>弁天町(交通科学博物館)<中央線・南港ポートタウン線>トレードセンター前(咲洲庁舎)<南港ポートタウン線・中央線・御堂筋線>梅田<御堂筋線>西中島南方



今回の旅の中で、最も密度の濃い一日となった。
大阪都市圏の鉄道がJR以外ほぼ全て乗れる「スルッとKANSAI大阪周遊パス」を最大限活用し、関西大手私鉄をひととおり回ってみることにしたからだ。

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まず最初は阪神電鉄。本線で梅田から尼崎、尼崎からなんば線で桜川へ進む。残念ながら天気はあまり良くない。雨が降っているのが残念だ。

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次に南海電鉄。かつての栄華はどこへやら、すっかり下町のローカル電車となってしまった汐見橋線で汐見橋から岸里玉出に向かい、岸里玉出でしばし本線と高野線の列車を撮影、そして本線の住吉大社で降りる。

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平日の午前中とはいえ、各駅のホームに人影が少ないことが気になった。

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住吉鳥居前から、、阪堺電車の新型「堺トラム」にも乗車。阪堺電車は「スルッとKANSAI大阪周遊パス」が使用できないので注意してほしい。

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オープン直前の「あべのハルカス」を見上げて撮影してみる。

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近鉄は、奈良・大阪線と南大阪線の両方に足跡を残した。列車のほうの「しまかぜ」を撮影する予定を組んでいたが、この日は水曜日で、運転はなし。残念である。

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通天閣を一人で見学。東京スカイツリーに勝手に対抗意識を燃やし、「豪華さで勝負や!」ということで展望台内部には金箔が貼られている。内部には記念撮影コーナーなど、団体客向けの観光設備が充実していたため、一人旅の自分には肩身が狭かった。ぼっちでの記念撮影とか寂しすぎるでしょ

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淀屋橋からは京阪特急に乗車。リニューアルされた8000系ダブルデッカー車の2階席に乗車する。すぐに京橋で降りる予定だったが、その快適な車内と素晴らしい眺望に誘惑されて降りることができず、結果的に出町柳まで行ってとんぼ返りすることとなってしまった。

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当初予定の時刻からは少し遅れてしまったが、京橋から大阪環状線で弁天町へ。
閉館直前の交通科学博物館を訪れる。
念願の0系量産先行車や、80系とも初めて対面。

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フリーパスの特典で、大阪府咲洲庁舎展望台に無料で入場できると知り、そこで夕焼けや夜景の撮影をすることにした。
地下鉄中央線とニュートラムを乗り継いで、トレードセンター前駅へ。

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(長周期地震動的に)曰くつきのビルの、地上約250mの展望台に約90分近く滞在し、大阪の夕焼けと夜景を楽しんだ。

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一日の締めくくりは「大阪ステーションシティ」の探検。
列車の撮影だけでなく、立体的な駅構内や南北の駅ビルの探索も満喫した。

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西中島南方のホテルに戻った。明日は本格的に天橋立を目指す。


3月6日 西中島南方<御堂筋線>新大阪<徒歩>西中島南方<御堂筋線・北大阪急行線>千里中央<大阪モノレール線>南摂津<大阪モノレール線>蛍池<阪急宝塚線>宝塚<福知山線>福知山<KTR宮福線・宮津線>天橋立



大阪から天橋立まで向かう日である。
しかし、すんなりと特急列車に乗り込んで向かうのは野暮な気がしたので…。

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まずは新大阪駅にて列車撮影。
ひと昔前の山陽新幹線の主役、500系と700系レールスターの並びもキャッチできた。

ホテルに戻り、朝食を摂った後にチェックアウト。
西中島南方から一路北上し、千里中央で大阪モノレールに乗り換える。

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鳥飼の新幹線基地を車内から見下ろす区間は、幼少期に来たこともある思い出の地だ。

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蛍池で阪急に乗換え、宝塚に向かった。
ここでの滞在時間はほとんど無かったが、独特の雰囲気を保つ町並みを観察することができた。

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ここでJRに乗換え。「223系随一の低性能車」とも呼ばれる、221系性能準拠編成に乗り、篠山口を目指す。

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篠山口からは223系ワンマン車2連に乗り換える。かつて迷列車113系3800番台「サンパチ君」が走っていた線路を軽快に走り抜け、一気に福知山へ。

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福知山でKTRに乗換え。水戸岡デザインの観光普通列車「丹後あおまつ」に乗車。発車前の車内でキマロキ氏と再会し、この日の残りの行程を共に行動した。

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福知山盆地から日本海側に出る途中、山間部の大江山口内宮駅付近では大雪が降っていた。雪を見る機会の少ない地域からの乗客が驚きの声をあげる。札幌出身の私にも、この地域で雪を見ることを若干新鮮に感じられた。


大雪の天橋立に到着。ここまで降っているようでは、展望台から見下ろす絶景は望めないか…と思っていたら、私たちがリフトで展望台に着いた途端に空が晴れた。キマロキ氏の日頃の行いが良いからであろう…私ではなく。

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その後、スロープカーに乗って展望台を降り、夕刻の天橋立駅に集合し、駅前の宿泊施設での合宿に参加した。


3月7日 天橋立<KTR宮津線・宮福線>厚中問屋<徒歩>福知山駅前<日本交通高速バス>三ノ宮<東海道・山陽本線>兵庫<山陽・東海道本線>三宮<ポートライナー>神戸空港<Airdo>新千歳空港<千歳・函館線>星置



合宿会場から出発。ハードな行程を組んだせいで疲労がたまり、大寝坊している某氏の姿が見えた。まあ私としても気にしないでおこう。
今日は夕方に神戸空港を発つ飛行機を取ってある。よって、今日の行程は天橋立から神戸に移動するだけの単純なものだ。しかし移動だけで終わらせてしまっては面白くないので、ここでも行程にいくつかの寄り道要素を加えてみることにした。

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寄り道要素その1。帰りの列車が天橋立を発つまでの間、天橋立を徒歩で往復してみることにした。折しも昨夜降った雪が溶けかけていて、木々から水滴が落ちてきたり地面がぬかるんでいたりと、思ったより大変な道中となってしまった。後から聞いた話だが、某先輩は自転車でこの区間の横断を敢行し、ズボンを泥だらけにしてしまったという。

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寄り道要素その2。天橋立から宮津を経由して、列車で福知山盆地に戻ったのであるが、下車駅を福知山の一つ手前の厚中問屋駅とした。この駅周辺で何本か列車を撮影した後、徒歩で福知山駅に向かった。

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寄り道?要素その3。福知山からは鉄道ではなく、日本交通の高速バスを利用して三宮バスターミナルに向かった。今回の合宿では、鉄道、路線バス、高速バス、航空機、フェリー、リフト、スロープカーと、様々な公共交通機関を利用したことになる。

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寄り道要素その4。神戸では飛行機まで時間があったので、鉄道車両製造のメッカ、川崎重工業兵庫工場の見学に行った。W7系や新旧フリーゲージトレインの他に、733系やキハ285系の部品など、北海道に関する車両も確認できて満足であった。


神戸空港からはAirdoのB737-700に乗って北海道に戻った。ここからは再び実家での滞在となる。


3月8日

3月31日
--私事--


4月1日 札幌<千歳線>新千歳空港<Airdo>仙台空港<仙台空港アクセス線・東北本線>仙台<仙台市交通局路線バス>八木山動物公園前



事情により、仙台に戻るのがかなり遅くなることとなった。仙台空港で電車の出発を待っている時、沖合をフェリーが横切って行くのが見えた。太平洋フェリーである。
一月半前、フェリーで北海道に渡ったことを思い出し、今回の合宿の行程を思い出しながら、私はアパートに戻った。