2014年 夏合宿

今回の合宿地は、愛媛県松山市(道後温泉)。


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合宿の旅程などを、参加者ごとに紹介します。
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参加者  はやぶさ  LP42  サンポート  北越  カタナ  ヒサシ138  青ガエル  キマロキ  キハ285  はつかり  キハ110  キュウべえ  TJライナー  グラシア  よっしー  中將  キハ52  桿菌

キマロキ

8月25日 自宅(仙台)<市バス>仙台駅前<市バス>定義<市バス>愛子駅<仙山線> 仙台駅<--私事-->自宅(仙台)
 前回合宿に倣い、定義にて旅の安全を祈願。近くの自然とも触れ合う。

8月26日 自宅(仙台)<市バス>長町駅<東北本線>福島駅<東北新幹線>郡山駅<東北本線>黒磯駅
<東北本線(宇都宮線)>宇都宮駅<湘南新宿ライン 快速>逗子駅<京浜急行バス>新逗子駅
<京浜急行線-都営浅草線>浅草橋駅<総武緩行線>秋葉原駅<観光>秋葉原駅<山手線>神田駅
<時間調整>神田駅<中央線>東京駅<東京バス 東京特急ニュースター号>車中泊
 朝6時半前、生憎の雨模様と前回夏合宿を想起させる肌寒さのなか出発。最寄りバス停から駅まで市バスで向かった。
 長町駅前のセブン-イレブンにて朝食を調達、賞味しつつホームで数分待つ。お目当て列車の入線直前に、向かいのホームに719のトップナンバーを目撃。

7:06 東北本線572M郡山行き クモハ701-1512。 高校生が多い。そういえば夏休み明けな時期だったか。
 なんとか座席を確保した後はしばし爆睡。たまたま目の覚めた大河原駅や白石駅などで降りていく学生を見送りつつ、終点の郡山駅を目指して南下する。 が、福島に入ったあたりで思いつく。"そういえば、クレジットカードもモバイルSuicaも導入したんだっけ…"。時刻表を確認。郡山で少々乗り換えがキツイが上手く行けば1時間短縮可能な接続があると判明。 よ し や っ て み よ う
 自慢のガラケーを弄りモバイルSuica特急券を購入。おおおお本当に買えたっぽい。ついでにこの先で使うSuicaグリーン券も購入してしまう。

 福島駅に定刻通り到着。有人改札を18きっぷで抜け、向かいの新幹線入場口でケータイをタッチ!見事新幹線コンコースに入場。Suicaならば問題なかった(感動)
発車標を眺めると「17両」の標記が。発車まで3分弱、乗っちゃえるか…?
E6系  果たして間に合った。それどころか、待ち合わせる通過列車の遅れのため発車が遅れるとのことであった。悠々そのE6系をカメラに収め、自由席に乗り込む。

8:37 やまびこ124号東京行き E629-4。 結局2分の延発であった。
 時刻表をよく見返してみると、遅れてなくとも十分狙えていたし、こっちのほうが郡山での乗換が安全であった事が判明。ともあれ図らずも1本前の列車に乗れ、意外なカタチでE6系初乗車を遂げる。
 快適な高速移動はあっけなく終わり、あっという間に郡山駅到着。

9:06 東北本線黒磯行き2130M クモハ719-32。 この区間も爆睡。バイト続きで疲れてたんですよ。。
 定刻通り黒磯駅到着。EH500のトップナンバーがいた。そして相変わらずの雨模様である。

10:15 宇都宮線1532M宇都宮行き クハ204-609。 メルヘン顔、あと電気は消えました。
 宇都宮駅到着まで特にイベントはなし。定刻通り到着の後、一旦ラチ外に出てオヒルを調達。そして再度ホームへ戻る。 …15両編成の4号車遠いぅ

11:36(いいサロ) 湘南新宿ライン横須賀線直通4120Y快速逗子行き サロE230-1008。 発車後しばらくして、さっき買った釜めしを賞味。
 12時過ぎに小山駅停車。北斗星510が中途半端なブルトレ編成を引いていたがあれは何なのか…?
 ここから先、通過駅をすっ飛ばしていく快感を味わいつつ、またすっかり大きく育った圏央道も眺め、なぜか浦和駅に停車し、池袋駅まで至る。中央線E233のトップナンバーと離合し、そして周りの車輌や高いビルに「東京に来た」ということを実感しつつ、しかし足早に都内を抜けて一気に逗子駅まで走る。

 逗子駅前には京急バス。京浜急行バスといえば現在の日本各地を走るワンステップバスの源流となる「京急型ワンステップバス」で有名だ。じゃあ聖地でバスに乗ってみよう!

14:26ころ 京浜急行バス逗20系統 田浦駅行き 横浜200か33-72(D1147)。 一個先の新逗子駅バス停まで、わずか数分のバス乗り。
 新逗子駅を探し彷徨っていたら踏切に止められる。そのすぐ近くが目的地だった。とりあえず何が来るかと待っていたら、まさかの白い悪魔が例の轟音を響かせ発車していった。いや〜間近でいい音やわ。
 新逗子駅のホームに自分と同時に入ってきたのは銀様。とりあえず乗ってしまおう。

14:40 京急逗子線エアポート急行羽田空港行き 1080。 未乗の逗子線に突撃。
 神武寺駅から3線軌条をジロリストしながら金沢八景駅入線。あっ海軍ゲート見てくるの忘れた…。
 乗換はせず上大岡駅まで行く。
 上大岡駅到着。私の列車を皮切りに、次々列車が入線。向かいのホームに先行する快特が入り、めでたく4線全部埋まる。

15:07 京急本線快特青砥行き 1072。 横浜駅まで直行。

 横浜駅では、上大岡駅で乗り捨てたエア急を華麗にスルー。たまには普通列車に乗ってみようか。
 何が来るか?来た来た。達磨様
1080
819
15:20 京急本線普通品川行き 819-6。 鬼加速、"KHK"扇風機、見どころ多し。
 神奈川新町駅で下車。車庫や留置線、そしてすっ飛ばしていく通過列車をのんびりと眺める。
 しばらくすると1本後のエア急がやってきた。今度は2000形。お初乗車である。

15:31 京急線エアポート急行羽田空港行き 2048。 車端のロングシートにかつての活躍を想う。
 京急鶴見駅にて、ここでもやはりさっきのダルマを華麗に追い抜き、京急蒲田駅まで突っ走る。

 蒲田要塞2Fに突入。ここでもぼんやり電車をwatching.
 まずは先程新逗子駅前の踏切を走り去っていった悪魔。空港まで言って戻ってきた模様。お次はさっき抜き去ったダルマ。ばいば〜い。そして来たのが2100。頃合いかと乗り込む。

15:55 京急本線快特品川行き 2156。 オタ席GET
 蒲田要塞から射出直後、平和島駅にてまたもダルマを追い抜き。その後は快調に120km/hで疾走。既に歌わなくなっているが、高速域のモーター音はやはり良い。そこはかとなくいい
 終着の品川駅到着。都営線方面に行きたいので、降りたホームでおとなしく待つ。

16:07 アクセス特急成田空港行き 3051-1。 ここにきて初めて他社車両に。
 いっそ成田空港まで行ってもいいかと思ったりもしたが、このあとの東京観光も捨てがたく、ここはぐっとこらえて泉岳寺で下車。泉岳寺じゃなくても別にいいのだけれど泉岳寺で下車。
 降車直後、京急線方面ホームに憧れのC-flyerを目撃。乗ってみたかったがまあ発車には間に合わん模様。おとなしく押上方面の列車を待つ。

16:15 都営浅草線普通青砥行き 1008。 まさかの都営線内にて歌う電車ノルマ(is 何?)達成。
 ニコ●コ動画から京急に傾倒したにわか者の私としては非常に心躍るひととき。

 浅草橋駅でJR線に乗換だ。が、18きっぷが無い。無い。やっぱり無い!なんで〜?
と思ったらお札の間に複雑に挟まっておりました。今までの人生で5番目位に肝を冷やした。

秋葉原から上野東京  総武線で足早に秋葉原駅まで移動。真新しい上野東京ラインの路盤も見える。
 後の予定の都合もあり、神田駅のコインロッカーに荷物を詰め込もうと画策。しかし、いざ神田駅のコインロッカーで空きを見つけることは出来ず、結局秋葉原まで後退、なんとか詰め込んでデンキ街の本屋さんへ繰り出す。
 最大の戦果としては、仙台駅前のどこに行っても売り切れてた『メイドインアビス』(つくしあきひと/バンブーコミックス)の入手。激Vである。COMIC Z●N最高!超個人的な趣味のお話で盛り上がるのはこの辺で。
 こうしてアキバを短い時間ながらそれなりに楽しみ、荷物を回収して神田駅へ。
 時間調整として、神田駅前のネットカフェにIN。シャワーと軽食と艦これを済ます。この後もちょくちょくこうやってこっそりと鎮守府に着任するよ。探してみてね!
 神田駅中央線ホーム。なんか回送列車が来るとのことでカメラを構えてみたら、ライナーか何かだろうかE257がゆっくり抜けていった。直後のオレンジな列車にて、後を追うように東京駅へ。

 東京駅中央線ホーム。さっきの回送列車はかいじ123号になっていた。これを見送り、次いでやってきた中央ライナーの車(同じくE257)を見送ったところで、乗り継ぎ先の便の時間も迫りホームを後にする。
八重洲口  ひっそり移動した先は八重洲口バスターミナル。駅舎の外へ一歩踏み出してびっくり仰天!見渡すかぎりのエアロキング、エアロキング、ひとつ飛ばしてエアロキング。圧巻。高い(高度的な意味で)座席は嫌いじゃないので一度は乗ってみたい。
待合室で飲み物を仕入れのりばへ移動。私の乗る便は底から少し離れたところ、道路を渡った先にのりばを構える。ちょうどいいくらいの待ち時間でその便はやってきた。

23:30 東京特急ニュースター号大阪行き 足立230う・700。 はじめての夜行バス
 窓際の席をとっておいたが、ちょうど良くカーテンの切れ目に当たる。消灯後もこっそりカーテンのボタンとボタンの間から頭を出して車窓を眺める。谷町ジャンクションを過ぎ、東京料金所を過ぎ、このあたりで日付が変わる。

8月27日 車中泊<東京バス 東京特急ニュースター号>京都駅<特急スーパーはくと>新大阪駅
<東海道新幹線>岡山駅<快速マリンライナー>高松駅 <予讃線>観音寺駅<ダムツアー>
観音寺駅<予讃線>松山駅<伊予鉄道松山市内線>道後温泉駅駅<徒歩>宿舎
じかん  日付が変わった直後、港北PAにてこの便唯一の開放休憩。
 出発時間がボードで告知されている。短い時間ではあるがPA内を探索。

 バスは定刻通りに港北PAを後にする。ここからは私もとりあえずひと眠り...

 どれだけ眠っただろうか。乗務員交替か何かが終わったようで、PAから出発したみたいだ。時刻2時50分ころ。本線に合流したとおぼしきタイミングでカーテンの外を覗いてみる。
 ?... 路肩が広い!? 1車線分はくだらないぞコレ。トンネルに入り、その怪しい路肩が見間違いではないと悟った。こ こ 新 東 名 だ ! !
 ここがあの憧れの新東名高速!そこからはもう深夜テンション。車窓は暗くて見えないが、綺麗な路肩とかはなんとか分かる。そしておNEWのきれいな路面はバスの細かな振動の少なさからもはっきり分かる。
 しばらく走ると広かった路肩が無くなり、眼前に防音壁が広がる。そのままバスはランプ線上みたいな走りをし、しばらくすると再び本線上的な走りに戻った。何が起こったのかはしばらく分からなかった。看板は見えなかったが、もしかして浜松いなs
 次の瞬間になんとか読み取ったのは「三ヶ日ジャンクション」の標識。ほどなくバスは再びランプを通り、再び本線へ。新東名の端っこまで達し、引佐連絡道から東名に抜けたのであった。
 このとき私は激しく後悔する。車窓も見えない夜行バスではこんなおもしろ体験が台無しじゃないか!!

 東名高速では豊橋本線料金所跡を過ぎたあたりで再度寝落ち。

 次に目覚めたのが朝の4時過ぎ。このとき、バスは本線上で止まっていた。いや〜ひっどい渋滞。ズラッと並ぶ長距離トラックとか八重洲口で見たようなエアロキングはじめ夜行バスの数々。これが日本の大動脈かとしみじみ。しばらく走ってようやくキロポストの視認に成功。…ん?64キロ??
 そのごしばらくして目に入ったのが[32|鈴鹿]!!!?!??
 ようやく目も本格的に冴えてきて、なんとか変なテンションが治まったところで差し掛かったのが亀山ジャンクション。なるほど、東名阪→新名神ってところなのか。やっと冷静に現在位置を把握。

 釈明させてもらうと、まずバスのルートの予習を怠っていた。延々と東名名神関ヶ原と走っていくものと思いきや、このときの私にとっては意外なルートを辿っていた。それはそれで非常にエキサイティングであったのだが、ルートを前もって把握していればそれなりに楽しみ方の構築もできていたはずであった。あとこの時スマホなど現在位置を電子的に把握できる術も持っていなかったのである。

 新名神流入からは非常にスムーズな運行である。甲賀あたりでうっすら空が明るんできた。霞がかった山地が綺麗な輝きを見せる。ここにきて落ち着いてきたせいか再び睡魔がやってきて、最後の眠りにつく。
 目が覚めたのは丁度高速を降りたタイミングであった。広いがしかしくねった道で高度を上げ、トンネルを抜けて再び山を下る。するとどうやら京都市街のようだ。さしずめ京都東ICあたりで高速を降りたのであろう。以降もスムーズに市街を走り、最後の最後でゆとり山交バスと並んで、朝の5時40分、京都駅前に横付けとなった。

 大阪行きのバスであったが私はここで下車。バスを見送ってから京都駅に足を踏み入れる。
 wi-fiを拾ってタブレットでごにょごにょするも、目立った戦果もなくそっとブラウザを閉じる。そして時間にはまだ早いながらもホームへ。MI作戦クリアし切れるかな…
 向かいの線路の221系がエアサスをシューシュー言わせているところとかいい音を立てて目の前を発車する「はるか」とかで暇をつぶしながら、長いこと列車を待つ。その甲斐あってか、大して他の乗客が居なかったとはいえ自由席の展望座席を確保できたのである。
パノラマ
7:06 スーパーはくと1号倉吉行き HOT7011。 展望座席です、ご確認ください。
 モバイルSuica特急券の件に続き2つめの「せっかくだから」シリーズ。ただしこちらは計画立案時から仕込んではいた。こ こ で は 乗継割引もちゃんと効かせている。
 吹田あたりで無線が慌ただしく鳴っていた。何があったのかな〜?と軽く流しつつ、新大阪駅で下車。乗換

7:41 こだま733号博多行き 521-7007。 この旅の一つ目の目標"500系乗車"達成!
 話題の1号車の、流線型の感じられる位置に着席。いい感じに空いてもいて快適な移動であった。ただ遮音がしっかりしていたためか、モーター音は思ったほど聴けなかった。仕方ないね

 その時、カタナ氏から入電。朝方に琵琶湖線でダイヤ乱れがあり、列車の遅れで所定の乗継ぎが出来なかった、とのことだった。
 実はこの後、私はオプショナルツアーを企画しており、彼にも参加してもらう手はずであった。だが、後の行程上遅刻は不可能であるのだ… 同じく参加予定だった1年生の桿菌氏も同じトラブルに捕まったとのことで、参加断念の報せを受けた。これも仕方ないね
 これにてツアー同伴者がゼロになってしまい、単独決行やむ無しという状況に。せめて合宿地には皆さん無事に着きますように。レンタカー代を人数割りの予定だったからちょっと痛い出費だな
 困難な状況のなか、カタナ氏が新幹線での回復に打って出てくれた。彼に余計な出費をさせてしまい若干の後ろめたさを覚えたが、やはり一緒に来てくれるというのは心強いし、何より楽しみだ。
 それから岡山駅で足早に乗換。

9:05 快速マリンライナー15号高松行き 5104。 展望グリーン車でGO!
 とはいえメインイベントまでは時間がある。せっかくだから、厠に行くついでに2階グリーン車と1階指定席を両方見てきた。もちろん迷惑にならぬよう素通りしただけです。
 茶屋町駅からは立派な高架の上を疾走する。児島駅を出て、トンネルに入るところで身構える。出た!おもしろ断面。そしてトンネルを抜けると、海と鉄骨の世界だった。
 瀬戸大橋突入じゃーーーーーーーい!!!!!!

瀬戸の海 瀬戸の橋

 横を見回せば瀬戸の海、まっすぐ前を見れば土木技術の結晶。た ま ら ん
 土木系コースの私は大先輩方の偉業に敬意を払いつつ、海を越え島を越え、讃岐の地へ揺られていく…
なんて厳かに書いてますが普通にこころぴょんぴょんしながらグリーン座席と展望を楽しんでただけです。
 幾つもの超伸縮継ぎ目を踏み越え、四国に上陸。宇多津JCTならぬデルタ線でもう一回こころぴょんぴょんし、坂出駅でアンパンマントロッコと離合し、そして今や行き止まりの高松駅に頭から突っ込む。

10:04 予讃線快速サンポート南風リレー号観音寺行き クモハ121-13。 国鉄の置き土産でGO!
 坂出駅あたりでカタナ氏と合流。途中どっかでサンポート氏もひっ捕らえ、観音寺駅で途中下車。

11:30 レンタカー トヨタ・ラクティス。 斯くして、私以下、カタナ氏・サンポート氏の総勢3名によるオプショナルツアー『観音寺ダムツアー』ここに決行です。
 街を抜けて山間を登っていくこと20分、途中の分かれ道を見過ごしそうになったほかは、思ったよりもあっけない到着であった。そして我々の眼に飛び込んできたのは…
豊稔池堰堤
 四国に行くならこれだけは見ておきたい! 国重要文化財「豊稔池ダム」。

 豊稔池ダムとは何か? ずばり、ダムです。ではどんなダムかというとこれが凄い。
 "アーチダム"という種類のダムをご存知だろうか。文字通りのアーチ、則ち「弧」のカタチをした構造で水圧を支える形式のダムである。有名な例を挙げるならば、あの「黒部ダム」がそれである。
 黒部ダムなど通常のアーチダムは、ひとつのアーチで成り立っている。しかし、写真を見てお分かりだろうか? この豊稔池ダムは、複数のアーチが連なった形式になっている。このような形式のダムを"マルチプルアーチダム"という。
 マルチプルアーチダムは世界的にも少数派であり、日本国内では他に宮城県仙台市の「大倉ダム」のみが該当する。なお、豊稔池ダムはアーチが5つ連なる"5連マルチプルアーチダム"、我らが大倉ダムはアーチが2つの"2連マルチプルアーチダム"と、細かく見るとそれぞれこの日本でオンリーワンの形式である。
Ractis …あまり熱く語ると尺だけが長くなるので、後でブログにでもまとめましょうか。

 ダムやら何やらを堪能し、無事レンタカーを返却して観音寺駅で列車を待つ。
 ちなみに今回のおクルマはこちら→

14:41 予讃線松山行き 7104。 青ガエル氏が居た。おっきなザックとともに。
 陽当りの良い席なので暑い暑い。かといってTc車1両編成()のこの列車は程よい乗車率で移る席もなし。
 しばらくするといい席が空いたので、4人そろって移動。ほどよい暖かさにもなり、クソネミに襲われる。うとうとしながらゆっくり松山を目指す。
 右を見れば瀬戸内の大工場の数々、左を見れば山に田んぼに送電線、それから松山自動車道。風光明媚(?)な瀬戸内を征き、ついに松山駅にたどり着く。

17:52 松山駅到着。 中身だけ持ち出したカメラバッグを忘れかけるも無事回収。そして参加者全員(一部除く)の集合を確認。
 お宿は道後温泉に取ってあり、そこまでは市内電車で移動となる。HRはいいとして一つ目RJがいない…

18:17 伊予鉄道松山市内線5系統道後温泉行き 73。 路面電車にみんなで詰め込まれる。
 郊外線との十字クロスも通過。それから、自動車教習で「宮城県には無いからね〜」って言われた黄色矢印だってここには。そして一つ目RJに会えない…

18:40 道後温泉駅到着。
道後温泉本館  着くなり始まるは坊っちゃん列車撮影会。車輌が待機しておりました。ここで先ほどの"一部"の方々もお迎え。無事に全員が合宿地に到着する。

 宿入り後はもちろん道後の湯へ。旅の汗を流す。

 宿に戻り、ルート発表会の開幕。総勢18名という極めて大人数の参加となり、どれくらい時間のかかるかわかったものではない。一人10分からどうせ延びるとして…

8月28日 合宿地<徒歩>道後温泉駅<伊予鉄道松山市内線>松山駅<特急しおかぜ>今治駅
<中国バス しまなみライナー>福山駅<山陽本線>岡山駅<山陽新幹線>相生駅<山陽本線>
舞子駅
<徒歩>舞子バスストップ<JR四国バス 阿波エクスプレス大阪号>徳島駅<特急うずしお>
高松駅<寝台特急サンライズ瀬戸>
 それでも日付の変わる頃には発表も無事終了。各自、明日というか今日からの長い復路に備えて床につく。就寝は0時半。

 6時すぎ、早い人に合わせるかたちで同室みんなで起床。どうやら私が一番遅い出発のようで、みんな足早に宿を発っていく。なおも時間のある私はとりあえずロビーの公衆PCから着任。イベントボス倒せずまたもそっ閉じ。なおもまだ時間がある。ええい出発してしまえ。

7:46 伊予鉄道松山市内線5系統松山駅前行き 2106。 新しイイ車。
 混雑にも巻き込まれず、結果的に予定より1時間早く松山駅到着。

 駅に着いたのは、予定の1本前の特急になんとか乗れる時間。1時間弱ここに踏みとどまって軽い市内観光も出来るくらいである。路面電車の中でちょっと悩んだが、せっかくだから予定を前倒ししてしまい、この先某所に寄り道する時間を創りだそうという結論に。
 改札に入り、その列車に足をかけたところで発車ベル。どうにか間に合った。

8:10 特急しおかぜ10号岡山行き 2217。 この旅最初の気動車はアンパンマン車。
 ときにこの瞬間、今合宿での8000系への乗車が叶わなくなる。インバータ音聞いてみたかったのに…
 昨日通った道を気持ちよく駆け戻る。振り子も楽しい。
 あっという間に今治駅。降りる。

9:30 中国バス しまなみライナー福山行き 福山200か・301。 オタ席GETならず。3列目からどうにか前面展望&撮影を敢行する。
 今治北ICからしまなみ海道こと西瀬戸自動車道に進入。なんというか高速道路のICって胸躍るよね。ゲートをくぐった先に伸びる特別な道路、的な。
 さあ、道も対面から片2になり歩行者路も合流した。いっぽんめ!来島海峡第三大橋。
 世界初の3連吊り橋である来島海峡大橋。その最も四国側にして我がルート最初の橋であるこの第三大橋が実は海道最長の橋なのであった。
 その後も文字通り島の数々を渡りゆくしまなみ海道。途中数カ所に島民専用ゲートも取り付けられていた。島々の皆様にとって欠かせない道として活躍していることだろう。
 ハーフICが多かったり、暫定開業時の線形だったと思われる改良跡があったりと、
 跡?の1 跡?の2
 なかなか高速マニア垂涎の道路構造物が(笑)。挙句の果てに道路工事で反対車線を走行。合法的に逆走。  こうして数多の島、数多の(構造形式の)橋を渡り、福山駅に到着。え、適当な記述の切り方だって?いやそうでもしないと延々と語っちゃうよ?たとえば宮窪トンネルの隣とか
 福山駅に着いて最初に目にしたものが、かの「すみません回送中です」幕。路線バスの方向幕、残念ながら撮影は成功しなかった。ちょっと待ってみたけど遂にもう一度見れなかった。あきらめて改札入り。

11:49 山陽本線岡山行き クハ117-9。 117系初乗。
 まずは恒例の転クロ遊び(もちろん席が多く空いてから、邪魔にならんように)。で、腰を落ち着けてみると地味に快適な乗り心地、思わずクソネミに襲われる。
 よく眠っているうちに定刻通り岡山へ。
 岡山駅には当初の予定から丁度1時間早い、13時前の到着。何しようかな〜とタブレットを取り出す。と、そこでひとつ手違いが発生!連合艦隊解除しちゃった…タブレットだと組み直せないorz

13:24ひかり472号東京行き 725-3001。 急遽ワープ。
 私事ながら、PCからちょちょいと手を打たねばならん事情が発生。明石駅前のネカフェを目指す。
 時刻表は手元にとっておくべき。費用対効果的に最善なルートは既に見つけており、その通りに相生駅で下車。在来線ホームでは何の気なしに先頭車方面へ。するとまあ、偶然にも見慣れた顔が。。

13:48 新快速敦賀行き クモハ223-2052。 キュウべえ氏としばし同行することに相成った。
 彼がフロントビューイングに勤しむのを見守りながら、とりあえず転クロをばたんばたんし、着座。
 姫路のモノレール遺構、並びに自列車の増結を面白がって眺めるなど、いつも通り見るもん見ながら乗車。あっキハ122だ。そのうち直江津で見れるけど()

 明石駅で下車。さよならキュウべえ氏。
 探したとおり、駅前のネカフェにIN。パソコンを操作し目的は達する。否! 連合艦隊組み直したはいいがE-5のゲージをどうしても破壊できない!!とっくの昔にカラにしたのに…
14:35 山陽本線(JR神戸線)東西線経由松井山手行き クモハ321-24。 舞子駅まで移動。
 舞子駅に到着すると、すぐ目の前にかの明石海峡大橋が。でかい…(小学生並みの感想
 しばらくすると降りたホームに207系がやってきた。前回合宿でも見事に乗り逃してしまったこの車、乗車チャンスは今しかないと、18きっぷの悪用もとい有効活用に打って出る。

14:35 JR神戸線 (行先未記録-明石方面) モハ207-29。 あ^〜Ptr車じゃ^〜。
 この音が大好き。。。。701系に始まり209、E217、TWR70-000と追っかけてきたが、ここでも幸運に当たるとは! こころPtrするんじゃ^〜(謎)
 隣の朝霧駅まで、車輌と走行音を愉しんだ。

 舞子駅まで引き返してきたが、次の便までまだ時間はある。じゃあ…やりますか。

      明石海峡大橋     のとなりにある     橋の科学館
明石海峡大橋遠景 橋の科学館
 橋の科学館 訪問。明石海峡大橋のあんな事やこんな事を知ることのできるミュージアムです。語るとまた長くなってしまうので割愛。
 ティーブレイクしてから科学館を出る。次は…

橋の科学館 橋の科学館
        なめ                   まわす

橋の科学館
        ように

橋の科学館   橋の科学館
     橋を              見る!

 で、お時間となり、バス停へ向かう。
垂水方バス停標識高速舞子外観

 廊下では橋の裏側ともふれあい
ケタ

 目 の 前 高 速 道 路 キタ━(゚∀゚)━!                   おっと死語が
山側 海側

 右の写真のやつとは別の便に乗り込む。

17:21 JR四国バス 阿波エクスプレス大阪号 徳島駅行き 徳島200か・300(644-9902)。
明石海峡大橋まんなか 明石海峡大橋いきました!

 あっという間に対岸の淡路島に上陸。そのまま南下……。う〜む地図で見る以上に長いんだねこの島。
 行ってみて、走ってみないとわからないこともある。なんて染み染み思いつつ、バスと車窓に日々の心労を労われながらの旅路と相成った。


 ゆったりと快走し、気づけば徳島も目前。

       大鳴門橋を                  渡り
大鳴門橋遠景 路上

 四国再上陸! そのあとも快調に進み、ほぼ定刻通り19時前に徳島駅到着。この間におもしろい高速道路ネタもありますが、例によって長くなるので別の機会に…
 観光時間は残念ながら確保できず、おとなしく徳島駅内で乗継列車を待つ。

19:32 特急うずしお28号高松行き 2424。 四国の気動車もなかなか飛ばしますね。
 既に日も落ちて車窓はあまり楽しめず。徳島駅の駅弁を賞味し、そして豪快な振り子とエンジン音を感じながら高松駅まで全線乗車。

 2度めの高松駅では、瀬戸の花嫁とともに入線してきたサンライズ瀬戸にいったん乗り込み、荷物を開放。んでもう一回ホームに降り立ち、乗車叶わなかった8000系のモーターサウンドをせめて外から試聴。
 それからすぐ、偶然にも(?)会員数名がホームいん。自販機で飲み物を買ってからみんなで乗り込む。

ソロベッドソロゆか
21:26 寝台特急サンライズ瀬戸 東京行き モハネ285-3001。
 先のうずしお号との絡みで乗継割引を効かせ忘れたのはやっぱり黙っておこう。
 私の体と荷物にジャストフィットな個室(ソロ)がたまらん。ちなみに、私はソロ個室1階であったが、同フロア片隣がキハ52氏、逆隣がサンポート氏だった。なんだこの偶然。
 出発直後からは、その他偶然()乗り合わせた会員らと「サンライズ合宿」が勃発。坂出からの途中乗車者や、岡山からは出雲組も3号車ロビーカーに集結。静かに盛り上がった。
 隙を見て、買っておいたシャワーカードを行使。電車の中で浴びるシャワーもなかなかオツなものであった。
 サンライズ合宿の散会後、部屋でしばらくぐだぐだ。照明を全消しして外の景色を見てみようと試みたりも。そうしているといい時間になり(日付変更)

8月29日 <寝台特急サンライズ瀬戸>東京駅<中央線>新宿<特急スーパーあずさ>松本駅
<篠ノ井線-信越本線>長野駅<飯山線>津南駅<自家用車>自宅(津南)
 三宮駅に停車したあたりで寝入る。

 起床事故なし。予定通り、目が覚めたら横浜駅。忘れ物無きよう荷物をまとめ、終着の東京駅で下車。
 ホームでしばしの別れを惜しんだ後、乗り合わせた皆は各々の旅路へと向かっていった…
私は適当な場所でwi-fiを拾って着任。…それでもボスは倒せません。
7:30ころ 中央線快速武蔵小金井行き クハE232-26。 ラッシュはまだか、まだ混んでない。
 新宿駅まで移動。一本前のスーパーあずさにも乗れる時間だが、自由席は既に埋まっており、予定通り次を待つことに。
 駅の外に出て、某ハンバーガーのお店で手早く朝食を。ここで、時間的にこれが最後となる出撃を敢行。ボス編成相手に王手をかけ夜戦突入……した直後に ま さ か の 猫 。 斯くしてキマロキ提督のMI作戦は終わった。。。
 再度新宿駅9番線。目当てのSあずさまでまだ1時間、自由席(ちゃんとM車の予定)待機列の先頭余裕でした。。
 向かいのホームでは、東京行きの中央快速が大量の乗客をひゅんひゅんひゅんと捌いてた。10両編成の満員電車が3分間隔で出入りとか、さすが東京である。あっ6+4両奴だ。 モハ351-8
 9時半過ぎに乗車予定列車が入線。車内整備を待って乗車、目当ての席の確保に難なく成功。
 なんか型式番号表示に違和感あるが気にしないでおこう

10:00 特急スーパーあずさ11号松本行き モハE351-8。 新宿ほぼ定発。
 しばらくは特に急がず走る。国分寺手前くらいから急ぎだす。が、ここまで急がなくて本当に良かったのか?? 立川駅6分延、八王子7分延、っていいのか?
 数分程度の遅れはこの先の行程に特に支障は来さない。澄まし顔で私はシンカンセンスゴイカタイアイス購入。シンカンセンスゴイカタイアイスインスゴイアズサである。
スゴイカタイアイスがやわらかくなったので賞味、だったはずが…衝 撃 的 展 開あはん
 甲府駅到着直前、遅れの理由が朝方の架線支障であったこと、それから身延線との接続がなくなった、旨のアナウンスがあった。なんとまあ乗り継ぎの方には災難な。そのまま6分遅れで甲府駅到着。私はそのまま乗車。振り子ガンギマリで山間を抜けていく。
 途中にまあこういう楽しい眺めもあり、
岡谷JCTの1 岡谷JCTの2
 なんだかんだで松本駅到着。10分延着だった。

 ちょっとだけラチ外に出てオヒルを仕入れる。ホームに戻ると丁度E257が入替えしてた、すさまじいパンタスパークと共に。

13:26 篠ノ井線長野行き クハE126-109。 どうにかボックスシートをおさえてお昼ごはん。
 此処から先は目的地の津南まで前回春合宿で乗車経験済み。ただ今回は姨捨駅にもちゃんと停車、列車は激しく前後。もう一個別の信号場でも激しく前後。
 そうして無事に長野駅到着。

15:04 飯山線越後川口行き キハ111-211。 3両編成で長野発車。
 前回合宿では暗い中での乗車でまともに景色も見れなかったが、今回そのリベンジを果たす。といっても見えるのは半分見慣れた山と川と田んぼばっかり。飯山駅
 飯山市内に入ると、新しい北陸新幹線の高架も間近に見えてくる。それから新しい飯山駅。在来線ホームも土台はできており、さながら通過駅のようにスルー。そして数百m先の"現在の"飯山駅に入線。なお本合宿の2ヶ月半後、この駅舎はその役目を終えることとなった。
 戸狩野沢温泉駅でうしろ1両を切り離し、ここからは2両編成での運行となる。
道路情報 途中、上境駅付近でこんなものも見つけた。ド田舎のクソ狭い道に何でこんな立派な掲示板があるのかというと、その道路がかつて国道117号の本道であったからなのだ。新潟県中越地方から長野県北部、そして最終的には長野市まで結ぶそれなりの重要路線、今は対岸のバイパスにその役目を引き継いでいる。
 お次の車窓スポットは東京電力西大滝ダム…のはずだったが、思ったよりもダムはよく見えず。無念
 さらに途中の森宮野原駅からバスへの乗換も目論む、が時間が合わずこれは見送り。結局、目的の津南駅まで乗車。

 自家用車で実家まで辿り着き、この日の行程を終了する。

8月29日 自宅(津南)<自家用車>十日町駅<飯山線>越後川口駅<上越線>長岡駅<信越本線>新津駅
<磐越西線>会津若松駅<快速あいづライナー>郡山駅<東北新幹線>福島駅<東北本線>仙台駅
<市バス>自宅(仙台)
 十日町→長岡の経路、磐越西線で猿を見なかったこと、郡山駅→福島駅の新幹線ワープ以外は、これも前回春合宿と同ルートである。
 特にトピックが無かったのと、ここまでの記述が長くなりすぎたので、勝手ながらこの日の行程については省略させていただく。ただ、当該区間の新幹線ワープはたった¥1640で1時間の短縮が可能であり、18きっぷ旅行において「時間をカネで買う」にはかなり良好なコストパフォーマンスであろう。


 以上、長々とお付き合いいただき誠にありがとうございました!